気づけば、また眠っていた。
この数日、私はとにかくよく寝ている。
水曜日あたりから急に喉が痛みはじめて、声を出すと細い管がきしむような、あの嫌な感覚が走る。
朝、窓を少し開けて冷たい空気を吸い込むだけで、喉の奥がピリッと反応する。
そんな日はたいてい、身体が「もう少し休め」と合図している。
布団は少し重くて、触れるとひんやりしていた。
そのまま沈むように横になると、天井の模様がゆっくり流れていくように見えた。
ぼんやりしている時間は、普段より長いのに、不思議と嫌ではなかった。
そんななかで、「rooom 日常のおと+」を開設した。
昨日は rooom の中の人とのオンライン相談会があったのだが、私の声は驚くほどかすれていた。
白湯を用意して、喉をなだめるように一口飲み、なんとか画面の前へ。
相手はやわらかい表情で、「無理のないペースで大丈夫ですよ」と穏やかに言ってくれた。
その言葉だけで、喉の痛みが一瞬やわらいだ気がした。
内容そのものより、その“間”がありがたかった。
風邪をひくと、世界が一段スローになる。
通知も気にならず、言葉も急がない。
天井の模様をただ目で追うだけの時間が、私にはちょうどよかった。
頭が勝手に整理されていくような、そんな感覚があった。
「+」をつくったのも、そんなぼんやりした時間の延長にある。
大きな決意でも、劇的な変化でもなく、“今の自分が自然に置ける場所をつくった” というだけのこと。
風邪で声が出にくいからこそ、相手の言葉をよく聴けた。
余白が大きいからこそ、やりたいことの輪郭がすっと浮かんだ。
弱っているときの自分も、意外と悪くないのかもしれない。
布団の中でゆっくり息を吐きながら公開ボタンを押した瞬間、小さな始まりの音が、かすかにしたような気がした。よければ、無料プランで大丈夫なので覗いてみてください。
あなたにも、そんな“ちょうどいい時間”がありますか。
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